ブランディング

あるがままのナチュラルブランディングでは不十分

内的表現のどの部分を使うか

最近の「あるがままの自分」ブームで、本当の自分になれたら、どんなことでもうまく進み始めると思っている女性は多いかもしれません。

女性は、社会的に抑圧を感じやすい立場の人が多いので、その反動で「本当の自分」を取り戻したいと考えるようになるようです。仮の姿である現状の自分が、何かをきっかけに花を咲かせていくというのは女性のシンデレラストーリーです。ほとんどの女性の基調のストーリーはこれだと思っていいでしょう。

一方で男性は、社会の要請に応えていくことを拠り所として生きている人が多いため、「本当の自分」などという考えはもちにくい傾向にあります。

女性がプロダクトアウト的な表現をとるのに対し、男性はいわばマーケットイン。

自然体の自分を表現していく女性が好むナチュラルブランディングは、プロダクトアウトだけで終わっては片手落ちです。

プロダクトアウトとマーケットインの合致点を探すことが必要です。

自分はどんな人間なのか

過去になりたかった自分や、素の自分、外から見られている自分、理想の自分など、様々な面がある中で、自分をこれだと規定するのは、とても難しいことです。

  • 優しいようで、きついところもある
  • ピュアなところもあるが打算的なところもある
  • おおらかなところもあれば気難しいところもある

などのように、ひとは反対の面を持ち合わせているものだからです。

大らかなのか、細かいのか、感覚的なのかロジカルなのかという判断は、置かれた場所で決まります。

自分を表現する要素は、背景によって決まり、相対値でしかありません。

つまり、自己を特徴づける面が際立つ「場」を設定することが、スタート地点となります。

人からの要望がある箇所

次にその場で、何を要望されているかをみていきます。

優しくて賢そうな人だと言われているとしたら、その場で必要とされているのが知性ならば、知性を前面を出していくべきです。

もともと賢そうにみえにくいのに、その場で知性が要求されているからといって、演出するのは論外です。内外が一致していないので、うまくいきません。

自分の別の特異点が要求されていないか、もう一度探していきます。

もう一つの合致点を探す

外側から見られている自分と、内的表現が一致する箇所がみつかったら、次にビジネスとの合致点を探します。

身軽で自由人という内外の一致した特徴があって、ビジネス支援をしているような人なら、「どこでも自由に生きられるビジネスを始めよう」などという合致点が考えられます。

止まるところをしらない風来坊が、地域に根ざした伝統ビジネスを腰を据えてやっていこう、といっても矛盾しますよね。メッセージに一貫性がなくなります。

内外の一致と、ビジネスの一致をみつけたときに、流れ始めるストーリがあります。

それが自然体で、長く続くビジネスの秘訣の一つです。

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