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ポジティブバカ
当然ながら人には、感情があります。人が生きるのに必要だから備わっている機能です。
それなのに、感情を押し殺すような教育がされていることが多いです。
たとえば今痛いと泣いている子供に、
「痛くない、笑え笑え」と、感じた感情を否定され、なかったことにされると、その子は自分の感情を認識することができなくなります。
いったん、痛い、辛い、悲しい、を受け止めないと、それはずっと体や心が引きずって、未完了の感情として、その人の人生に影響を及ぼすことに。
どの感情も必要なのだから、ちゃんと落ち込むなりしてから、ポジティブに振る舞えばいいのです。
ポジティブ志向が、逆にいつまでも引きずる結果をもたらしかねません。
どんな感情も引きずらないで、新しい局面に向かうのはとても大事なことです。
だからこそ、瞬間瞬間に自分の気持ちに素直になって、素直に表現できる方がいいと思いませんか。
「え? 全然、わたし大丈夫ですよ。」
と言っても体に不調が出ていたら、それは、自分の感情をうまく扱えていないのかもしれないと疑った方がいいですね。
思考で理解し、感情を納めているようなところがある人は、体に不調として出る傾向が強いように見えます。
逆に感覚的な人は、少しでも「もやっと」した感覚や感情が発生したら、とりあえず体をすっきりさせようとする傾向があります。
後者は後者で、自分の感情パターンを理解しないから、いつも同じ刺激に対して同じ反応をしていて、学習できません。
思考で自分の感情を理解することも大事なことではあります。
ネガティブも感じてみる
女性が、素直になる3ステップは次の通りです。
- 感情を感じ切る
- 思考パターンを見る(何に反応しているのかを客観的に確認)
- 反応パターンを変えてみる
反応パターンが変われば、ストレスが生活の中から激減していきます。
単なる刺激を意味付けて解釈して、ストレスに判断しているのは、思考パターンなのですが、これを指摘しても受け止めてもらえないことが多いでしょう。
感情と思考の関係性
感情は、自分の本心を表し
思考は、感情の防衛機能を持つ。
思考過多の人は、こじれるし、感情だけの人は、学習しない。(成長しない)
過剰を削ぐ
不足を足すのではなく、過剰を削ぐということがバランスを取るポイントです。
つまり、感情が過多の人は、感情を抑えて、冷静に考えることが必要だし、思考過多の人は思考を抑えて感情をもっと感じることを取り入れてみましょう。
過剰を削ぐことは、そのまま不足を補っていることになるのだけれど、一旦増えすぎている要素を止めると考えます。
意外に思う人も多いかもしれないけれど、自分の本当の感情を感じ切れていない人は案外多いです。
- どうしたいのか
- 何が好きなのか
- 何を求めているのか
女性の気持ちを根気強く聞いていくことが、女性の心を掴む近道です。